
フガザ
発祥:
アルゼンチン / ブエノスアイレス
- 生地
- 厚みのあるふんわりした生地
特徴
ブエノスアイレスで育った玉ねぎのピザ
フガザの由来を説明するときは、イタリア系移民が持ち込んだ食文化と、ブエノスアイレスで変化した現在の料理を分けて見ると整理しやすくなります。フォカッチャとの関係は語られていますが、現在の生地の厚さや玉ねぎの味付けが移住当初から同じだったとは限りません。都市のピッツェリアや家庭で続く調理の工夫が加わり、現地の食卓に合うピザとして定着したという見方ができます。
フガザは、アルゼンチンのブエノスアイレスで親しまれる、玉ねぎを主役にしたピザです。名前や生地の成り立ちには、イタリアから移住した人々が持ち込んだジェノヴァ風フォカッチャとのつながりが語られます。トマトソースを敷かずに玉ねぎとオリーブオイルを載せる形がよく知られ、パンに近いふっくらした生地と、焼いて甘みを増した玉ねぎを一緒に味わいます。家庭やピッツェリアによって生地の厚みや焼き方は異なります。
玉ねぎだけを載せたシンプルな形のほか、チーズを加える「フガザ・コン・ケソ」のようなバリエーションもあります。一般にチーズを生地の内側に挟むフガゼッタとは区別されますが、店や地域によって呼び名や構成に幅があります。玉ねぎの存在感と、トマトソースを前提にしない構成がフガザを味わう手掛かりです。
玉ねぎを主役にする
玉ねぎは薄切りにして生地一面へ広げると、焼く間に水分が抜け、甘みと香ばしさが出ます。生のまま載せるか、先に軽く炒めるかは玉ねぎの厚み、オーブンの熱、求める食感で変わります。あらかじめ火を通すと水分を減らしやすくなりますが、柔らかさが強くなり、生の玉ねぎを焼いたときの歯ざわりとは異なります。生の状態で重ね過ぎると水分が集まりやすいので、厚みをそろえて広げることが大切です。
オリーブオイル、オレガノ、少量の塩を合わせると、玉ねぎの甘さと生地の香ばしさがまとまりやすくなります。油は玉ねぎを覆うほど多くする必要はなく、焼成中に乾き過ぎないよう表面を軽く整える役割として使えます。チーズを加える場合は、玉ねぎの香りが隠れない量に抑えるとフガザらしさが残ります。赤玉ねぎや白玉ねぎなど種類を変えると甘みや香りが違うため、手に入るものや好みに合わせて選べます。

厚みのある生地と焼き方
生地に厚みがあると、玉ねぎの甘みや油を受け止めやすく、一切れを手で持ったときにも形が保たれます。底面が柔らかいままなら、天板を温める、焼き位置を下げるなどの方法を試せますが、機器ごとに熱の伝わり方は違います。理想の厚さは店のスタイルでも変わるため、薄い生地が誤りということではありません。具材の量と生地の強さを合わせ、玉ねぎの水分が中心に集まらないことを確かめましょう。
ブエノスアイレス風のピザには、縁や底に厚みを持たせた生地を使う店が多く、玉ねぎを支える食べ応えにつながります。小麦粉、水、酵母、塩、油を合わせた生地を発酵させ、天板や型に広げる作り方が一般的ですが、配合や発酵時間は店ごとに異なります。フォカッチャとの歴史的なつながりはよく紹介される一方、現在のフガザがそのまま同じパンというわけではなく、地域のピザ文化の中で独自の形を持っています。
生地が薄いと玉ねぎの水分や油の影響を受けやすく、厚いと中心まで火を通す時間が長くなります。縁だけが先に濃く色づくときは、焼く位置や温度を調整し、底面にも焼き色がついているか確かめます。店の窯の高温と家庭用オーブンでは結果が違うため、特定の温度と時間を全ての環境に当てはめることはできません。生地の内側が重く残らず、玉ねぎが焦げ過ぎない状態を目指して焼き上がりを判断します。
フガゼッタとの違いと食べ方
一切れの底を軽く持ち上げると、生地の厚みや焼き色、玉ねぎから移った水分を確かめやすくなります。サラダなどを添えるなら、酸味や歯ざわりのあるものを少量合わせると、玉ねぎと油の甘い風味が続く口の中を整えられます。
フガザとフガゼッタは名前が似ていますが、典型的なフガゼッタではチーズを生地の間に挟み、上にも玉ねぎを載せる構成が特徴です。フガザは玉ねぎを表面に載せる生地が中心で、チーズ入りの派生形もあります。ピッツェリアのメニューでは呼び名や厚みが違う場合があるので、名称だけで中身を決めつけず、チーズが生地の中か上かを確認すると区別しやすくなります。
焼きたては玉ねぎの甘い香りと生地のふんわり感が際立ちます。切り分けるときに玉ねぎが一緒に動かないよう、刃を押し付けずに切り進めると形を保ちやすくなります。オレガノを最後に少量散らす、オリーブを加えるなどの仕上げもありますが、基本の味を見たいなら玉ねぎと生地をそのまま味わいます。チーズを使う場合は塩味や油分が増えるため、追加の塩や濃いソースを控えると一切れを食べやすくできます。

ミトのピザ質問箱
ミトが気になったことを、テトがやさしく答えます。

ミト
フガザって、どんなピザなの?
テト
フガザは、イタリア系移民が伝えたジェノヴァ風フォカッチャがアルゼンチンで独自進化した、トマトソースを使わず大量の玉ねぎをのせたピザ。


ミト
フガザはどこのピザなの?
テト
フガザは、アルゼンチン / ブエノスアイレスにゆかりのあるピザです。PIZZA DBではアルゼンチン風のピザとして紹介しています。


ミト
フガザにはどんな具材が使われるの?
テト
フガザには、玉ねぎ、モッツァレラチーズ、オレガノが使われます。チーズのソースとホワイト系の味わいが特徴です。

画像について
本文の玉ねぎの材料図とフガザの完成例はAI生成イラストです。具材や構造を説明するもので、特定の店や歴史的な調理の記録写真ではありません。
次の一枚を探す
ピザ一覧関連するブログ記事
ニュースピザハットが「3種チーズのラザニア風ミートソースピザ」を11月2日に発売、お持ち帰りSサイズ880円、Mサイズ1,300円
ピザハットが、特製ミートソースにモッツァレラ・ゴーダ・パルメザンの3種のチーズを重ねた「3種チーズのラザニア風ミートソースピザ」を2026年11月2日に発売した。お持ち帰りはMサイズ1,300円、ピザポテBOXは500円。
- 全国
- ピザハット
ニュース金沢発の冷凍ピザ「モリナポ」が、能登豚と越のルビーを使った3枚入り「お歳暮セット」の予約受付を開始、早割は12月2日まで
金沢の冷凍ピザブランド「モリナポ」が、新作の能登豚ローストなど3種を詰め合わせた「お歳暮セット」の予約受付を公式通販サイトで始めた。早割4,500円は2026年12月2日まで。
- 全国
- 金沢
ニュース恵比寿バーチョ・ディ・ジュリエッタ、10月20日はピッツァ3種半額
恵比寿ガーデンプレイス店が10月20日に月例大感謝祭を開催。マルゲリータ924円、バンビーニ1,034円、マリナーラ814円の税込価格と対象メニューを紹介します。
- 東京
- 恵比寿
ニュース恵比寿のバーチョ・ディ・ジュリエッタ、9月15日にピッツァ3品を半額提供
恵比寿ガーデンプレイスのバーチョ・ディ・ジュリエッタは、毎月第3火曜の「大感謝祭」として、9月15日にマルゲリータ、バンビーニ、マリナーラの3品を半額で提供しました。店の特徴とメニューをまとめます。
- 東京
- 渋谷区
関連するピザ

フガゼッタ
アルゼンチン / ブエノスアイレス
フガザの生地にチーズを挟んで焼き上げた、より濃厚でボリュームのあるバリエーション。切った際にとろけるチーズが糸を引く。
- モッツァレラチーズ
- 玉ねぎ
- オレガノ

フガゼッタ・レジェーナ
アルゼンチン / ブエノスアイレス
2枚の生地の間にたっぷりのモッツァレラチーズとハムを挟み、上部に炒めた玉ねぎを敷き詰めて焼き上げたブエノスアイレス屈指の人気ピザ。
- モッツァレラチーズ
- ハム
- 玉ねぎ

ピッツァ・ア・カバージョ
アルゼンチン / ブエノスアイレス
アルゼンチンのピッツェリアで親しまれる伝統の食べ方。熱々のモッツァレラピザの上に、ひよこ豆粉の焼き菓子「ファイナ」を馬に乗せるように重ねて食べる名物スタイル。
- モッツァレラチーズ
- オリーブ
- オレガノ

アルゼンチン風ナポリターナ
アルゼンチン / ブエノスアイレス
ブエノスアイレスの定番ピザ。たっぷりのモッツァレラの上にスライストマトと刻みにんにく、オレガノ、パルメザンを重ねて焼き上げる独自のスタイル。
- モッツァレラチーズ
- トマト
- にんにく
