
春菊とゴルゴンゾーラのピザ
発祥:
日本 / 各地
- 生地
- 薄めの生地
- トッピング/具材
春菊
ゴルゴンゾーラチーズ
くるみ
みかん
蜂蜜
特徴
春菊の香りで、青かびチーズを受け止める
春菊とゴルゴンゾーラのピザは、焼き上がりに生の春菊をのせ、ゴルゴンゾーラ、くるみ、みかん、蜂蜜と重ねる冬の白いピザです。決まった発祥や名前のついた伝統レシピはなく、冬に日本のピッツェリアや家庭で組み合わせられる、季節の取り合わせの発想として紹介します。トマトソースは使わず、チーズの塩気と蜂蜜の甘みを軸に、春菊の香りで全体を引き締めます。青かびチーズに甘みのある果物や蜂蜜を合わせる組み合わせは、イタリアの洋風の料理でも知られており、このピザでは、そこへ和の葉野菜を足した形です。
春菊は、独特の香りとほろ苦さがある冬の葉野菜で、生のまま仕上げにのせると香りが立ちます。地中海地域が原産とされ、東アジアの料理では葉野菜として広く使われ、日本では鍋物などでなじみがあります。ピザでは、和風の味つけだけでなく、洋風のチーズとも相性がとれます。和の鍋物で使う春菊は、加熱するとやわらかくなりますが、ピザでは生のまま使うため、葉先のやわらかい部分を選びます。
ゴルゴンゾーラは、牛乳から作られるイタリアの青かびチーズで、原産地呼称保護の対象です。やわらかな「ドルチェ」と、辛みが強く固めの「ピカンテ」の2種類があり、どちらも塩気が強く、青かびの刺激があります。くるみの油分と蜂蜜の甘みは、その刺激をやわらげます。ゴルゴンゾーラの名前は、ミラノ近郊の地名に由来するとされ、決められた地域で作られたものだけがその名で呼ばれます。
みかんは、甘ずっぱい柑橘で、少量をのせると酸味が脂のコクを軽くし、青かびチーズと合わせると意外性が出ます。くるみは焼くと香ばしさが増し、チーズのなめらかさに歯ごたえを加えます。本サイトの冬の特集でも、みかんは鴨や青かびチーズと合わせる柑橘として紹介しています。

春菊は仕上げに、チーズと甘みは少量ずつ
春菊は葉の部分を摘み、洗ってしっかり水気を切ります。茎の下のほうはかたいため、ピザには柔らかい葉先を使います。ペーパータオルで水分を拭き、焼き上がった熱いピザの上にのせると、余熱で少ししんなりし、生の香りも残ります。焼く前にのせると、焦げて香りが飛ぶため避けます。洗ったあとは、サラダ用の水切り器にかけると、葉がつぶれずに水気が切れます。
ゴルゴンゾーラは指で小さくちぎり、生地の上に点々と置きます。均一に広げず、ところどころに間隔をあけると、焼いたときにとろりと溶けてチーズの強い部分と弱い部分ができます。塩気が強いので、直径30cmの1枚に対して40〜60g程度が目安で、ほかの塩気のある材料は加えません。冷蔵庫から出してすぐのものは固いため、少し常温に戻すとちぎりやすくなります。
くるみは、150℃ほどのオーブンで5分ほど空焼きすると香ばしさが増します。粗く砕いて、焼き上がりの直前にのせると、焦げにくくなります。みかんは薄皮をむいて房を半分に切り、キッチンペーパーで水気を押さえます。水気が多いと生地が湿るため、焼き上がりの直前にのせます。みかんは、缶詰のものを使う場合も、汁気を切ってから使います。
蜂蜜は、焼き上がりに細く糸状にたらします。焼く前にかけると焦げやすく、チーズの塩気とのバランスも取りにくくなります。量は、1枚に対して小さじ1杯ほどから始め、塩気が強いときだけ足します。蜂蜜は、冷たい状態だとかたいため、少し温めておくと細く落としやすくなります。

塩気と甘みと苦みのバランスの取り方
焼き上がりは、溶けたゴルゴンゾーラの塩気に、蜂蜜の甘み、みかんの酸味、くるみの香ばしさが重なり、最後に春菊のほろ苦い香りが立ちます。味の方向が分かれる材料が多いため、1切れに全体が入るよう、材料を偏らせずに配置します。最初に春菊の香りが立ち、そのあとチーズの塩気と蜂蜜の甘みが広がるため、後味にほのかな苦みが残ります。
生地は薄めに伸ばし、高温で短時間に焼きます。ゴルゴンゾーラは焦げやすいため、チーズが溶けて縁に焼き色がついたら取り出します。家庭のオーブンでは天板を予熱し、250℃前後で焼きます。チーズの量が多いと焼き時間が長くなるため、縁だけが焦げないよう、途中で天板の向きを変えます。
チーズの個性が強すぎると感じるときは、ゴルゴンゾーラの量を減らしてモッツァレラなどのやわらかいチーズを少量足す方法があります。春菊の苦みが気になる場合は、生のままではなく、ごく短時間だけ余熱で温めると食べやすくなります。くるみの食感を残したいときは、焼き上がりに追加でひとつかみ散らします。
ゴルゴンゾーラは塩気が強いため、味見をしてから黒こしょうやオリーブオイルを足します。冷めるとチーズが固まり、春菊の香りも弱くなるため、焼きたてが向いています。残った春菊をピザの横に添えて、口直しに少しずつつまむ食べ方もあります。
ミトのピザ質問箱
ミトが気になったことを、テトがやさしく答えます。

ミト
春菊とゴルゴンゾーラのピザって、どんなピザなの?
テト
春菊とゴルゴンゾーラのピザは、焼き上がりにのせた生の春菊の香りと、ゴルゴンゾーラの塩気、くるみの食感、みかんの酸味、蜂蜜の甘みを重ねた冬のピザ。青かびチーズの個性を和の香りで受け止める。


ミト
春菊とゴルゴンゾーラのピザはどこのピザなの?
テト
決まった発祥や名前のついた伝統レシピはなく、冬に日本のピッツェリアや家庭で作られる、季節の取り合わせの発想のピザです。PIZZA DBでは、日本 / 各地にゆかりのあるフュージョン系のピザとして紹介しています。


ミト
春菊とゴルゴンゾーラのピザにはどんな具材が使われるの?
テト
春菊、ゴルゴンゾーラチーズ、くるみ、みかん、蜂蜜が使われます。トマトソースを使わない白いタイプで、チーズの塩気と蜂蜜の甘みの対比が特徴です。

画像について
本文中の焼き上がりと具材の画像はAI生成イラストです。実店舗の料理や食材を撮影した記録ではありません。
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