チュニジア・ナブールのハリッサ祭りに、ナポリのピッツァ職人が参加へ
チュニジア北東部の港町ナブールで、2026年10月30日から11月1日まで開かれる第12回「ナブール・ハリッサ祭り」に、イタリアのピッツァが加わります。チュニジアの報道サイトKapitalisによると、主催団体はイタリア人のピッツァ職人を招き、ナポリピッツァをハリッサ(唐辛子ペースト)のソースで再解釈する企画を用意しています。同紙は地元紙La Presseの報道として、ナポリ出身の職人2人が来場すると伝えています。

ナポリのピッツァ職人が、ハリッサを使った一枚を披露
会場は大通りにも広がり、約30の生産者や職人が出店

今年の新しい点として、祭りは主催団体の拠点であるダール・ナブールだけでなく、市中心部のハビブ・ブルギバ大通りにも広がります。大通りには展示用の設備が置かれ、約30の生産者や職人が、伝統的なハリッサやその多様なバリエーションの試食と販売を行う予定です。
文化・学術プログラムはダール・ナブールに集約されます。地域の食の遺産をテーマにした3つの講演、ハリッサを手作りする体験、料理のデモンストレーション、地域を代表する工芸であるモザイク、カリグラフィー、陶芸にまつわる催し、民俗芸能などが予定されています。
La Presseによると、大通りには幅約8メートル、奥行き約30メートルの大型テントが設けられ、約30の出展者が入ります。ダール・ナブールの中庭ではこれ以上の職人を受け入れられなくなったことが、会場を広げた理由だと説明されています。開催日が10月30日から11月1日に決まったのは、学期途中の休暇と連休に重なり、家族連れや観光客が訪れやすいためです。
文化プログラムでは、サルマ・ラリビ氏が、Béni Khiar、Dar Chaâben-El Fehri、ナブールの食の遺産をテーマに講演します。FAO(国連食糧農業機関)と連携した料理ショー形式のワークショップも開かれ、ハリッサやピッツァの実演と並んで、祭りの食のプログラムを支えます。ピッツァの職人は、ハリッサまたは赤唐辛子のソースを使った一枚を作ると伝えられています。
ハリッサとは何か、なぜピッツァと結びつくのか
ハリッサは、伝統的には天日で乾燥させた赤唐辛子、にんにく、塩、コリアンダーから作られるチュニジアの代表的な調味料です。日常的に薬味として使われるほか、多くの料理の材料にもなります。2022年12月には、ハリッサにまつわる料理の知識と社会的な慣習が、ユネスコの無形文化遺産の代表一覧表に記載されました。
祭りは2015年に始まりました。Kapitalisによると、祭りの責任者であるサミール・ケルケニ氏はラジオ局Diwan FMで、ナブールのハリッサの価値を高め、地域の食の遺産を守り、国際的な料理でのハリッサの新しい使い方を広めることが目的だと説明しました。同紙は、ハリッサを使ったピッツァがチュニジアとイタリアの食の対話の象徴になると結んでいます。
よくある質問
ミトが気になったことを、テトがやさしく答えます。

ミト
ナブールのハリッサ祭りとは?
テト
チュニジアのナブールで開かれるハリッサ(唐辛子ペースト)の祭りです。第12回は2026年10月30日から11月1日までで、祭りは2015年に始まりました。主催は同市の保存協会(ASVN)です。


ミト
ピッツァはどう関わる?
テト
Kapitalisによると、イタリア人のピッツァ職人が、ナポリピッツァをハリッサのソースで再解釈する企画を行います。地元紙La Presseの報道として、ナポリ出身の職人2人が来場すると伝えられています。


ミト
ハリッサとは何?
テト
伝統的には天日で乾燥させた赤唐辛子、にんにく、塩、コリアンダーから作られるチュニジアの調味料です。2022年12月にユネスコの無形文化遺産の代表一覧表に、ハリッサにまつわる料理の知識と実践が記載されました。

注釈
画像について
ヒーローとセクション画像は、ハリッサとピッツァを組み合わせた企画の雰囲気を示すAI生成イメージです。実際の祭りの会場、職人、ピッツァを撮影・再現したものではありません。
参考資料
関連するピザ

プッタネスカ
イタリア / ナポリ
同名の辛味の効いたパスタソースをピザにアレンジしたもの。アンチョビ、オリーブ、ケッパーの塩味と旨味が特徴。
- アンチョビ
- オリーブ
- ケッパー

マリナーラ
イタリア / ナポリ
トマト、にんにく、オレガノ、オリーブオイルを合わせる、チーズを使わないナポリの伝統的なピザ。「船乗り風」の名で知られ、トマトの酸味と香味、生地の焼き香を楽しめます。
- にんにく
- オレガノ
- オリーブオイル

ピッツァ・コン・チコリア・エ・リモーネ
イタリア / ラツィオ州
ペコリーノだけをのせて焼いたピザに、にんにくとレモンで味を整えた生のチコリをのせるラツィオ州らしい一枚。ほろ苦い葉野菜が濃いチーズを引き締める。
- ペコリーノチーズ
- チコリ
- レモン

ブロッコリーとソーセージのピザ(ブロッコリ・エ・サルシッチャ)
イタリア / 各地
ほろ苦く焼けたブロッコリーに、ソーセージのうま味とにんにくの香りを合わせ、唐辛子でぴりっと引き締めた冬のピザ。トマトソースを使わず、香りをつけたオイルで仕上げる。
- ブロッコリー
- ソーセージ
- にんにく
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