
鹿とぶどうのピザ
発祥:
日本 / 各地
- 生地
- 薄めの生地
特徴
赤身のジビエに果実を合わせる
鹿とぶどうのピザは、鹿肉にぶどうとローズマリーを合わせ、モッツァレラチーズで焼き上げるピザです。決まった発祥や名前のついた伝統レシピがあるわけではなく、冬に日本のピッツェリアや家庭で作られる、ジビエと果実を合わせた季節のピザとして紹介します。トマトソースを使わず、チーズを土台に具材の味を重ねる白いピザです。
鹿肉は鹿の肉で、牛肉に近い風味をもち、同じ部位の牛肉より肉質が細かく脂が少ないとされます。ジビエは野生の鳥獣の肉を指し、日本では11〜2月ごろの猟期に出回ることが多い食材です。赤身のうま味が強いため、赤ワインやきのこを使うソースと合う肉として本サイトの冬の特集でも紹介しています。
肉の濃い味には、酸味のある果実がよく合います。ぶどうは果汁の甘みとほのかな酸味があり、焼くと甘みが凝縮します。ローズマリーの松のような香りは、肉の野性味をやわらげる役割です。この3つを、モッツァレラチーズのミルキーな塩気がつなぎます。
ぶどうは8〜10月ごろ、ジビエは11〜2月ごろが出回る目安で、時期が少しずれます。そのため、猟期の初めに手に入るぶどうを使うか、季節の終わりに近いぶどうを使う形になります。ぶどうが手に入りにくい時期は、干しぶどうで代えることもできます。
白いピザである点も、この組み合わせの特徴です。トマトの酸味がない分、ぶどうが酸味と甘みの役割を担い、肉の赤身を軽やかに食べさせます。洋風の素材を使いますが、イタリアに名前のついた定番レシピがあるわけではなく、本サイトでは創作的な季節のピザとして位置づけています。

鹿肉とぶどうの下ごしらえ
鹿肉はロースやももなどの赤身を使い、筋と余分な膜を取り除いて、薄くスライスします。脂が少ないため、焼きすぎると硬くなり、パサつきやすくなります。塩とこしょうをふってフライパンで表面を軽く焼き、休ませてからのせると、ピザの上での加熱を短くできます。野生の肉は、中心まで十分に加熱して食べます。
ぶどうは、皮ごと食べられる種なしの品種が使いやすい食材です。洗って水気をふき、半分に切って切り口を上にしてのせます。丸のままのせると、焼いたときに皮がはじけて果汁が出ます。水分が多いので、数を多くしすぎず、1切れに3〜4粒ほどが目安です。
ローズマリーは、枝から葉をはずして細かく刻み、鹿肉に軽くもみ込むか、焼き上がりに数枚散らします。香りが強いため、入れすぎると肉の味を覆います。モッツァレラチーズは手でちぎり、水気を軽く切ってから、肉とぶどうの間に置きます。チーズは薄めにして、肉と果実の味が見えるようにします。
鹿肉は部位によって硬さが違い、ももは赤身が多くしっかりとした歯ごたえ、ロースはやわらかめです。どちらを使う場合も、繊維を断つ向きに薄く切ると食べやすくなります。冷凍の肉は冷蔵庫で時間をかけて解凍し、出た水気をふき取ってから味をつけます。

肉と果実の甘みと酸味を保つ焼き方
薄めの生地にモッツァレラチーズをちぎって散らし、ぶどうとローズマリーをのせて焼き、焼き上がりの少し前に鹿肉の薄切りを重ならないよう並べます。チーズがとけてぶどうが温まったところで取り出すと、肉は硬くならずに仕上がります。
味つけは、鹿肉の塩気とチーズの塩気を基本にし、足りなければ焼き上がりに黒こしょうやオリーブオイルを少量足します。ぶどうの甘みが強い場合は、バルサミコ酢を数滴たらすと味が引き締まります。ただし、酸味を足しすぎるとジビエの風味が隠れるため、少量にとどめます。
冷めると肉が硬くなり、チーズも固まるため、焼きたてを食べるのが向いています。家庭のオーブンでは天板をあらかじめ高温に温めておくと、ぶどうの水分が飛びやすくなります。肉を食べたあとにぶどうを口にすると、甘みと酸味で後味が整います。1切れに肉、ぶどう、チーズが入るよう、焼く前に均等に配置します。
合わせるものとしては、赤ワインやぶどうジュースのように、ぶどうと同じ果実の風味をもつ飲み物が選びやすくなります。肉の余韻とぶどうの酸味が、飲み物の渋みや甘みと重なり、後味がつながります。
ミトのピザ質問箱
ミトが気になったことを、テトがやさしく答えます。

ミト
鹿とぶどうのピザって、どんなピザなの?
テト
鹿とぶどうのピザは、鹿肉にぶどうとローズマリーを合わせ、モッツァレラチーズで焼き上げる冬のジビエピザ。赤身のうま味に、ぶどうの甘みと酸味が加わる。


ミト
鹿とぶどうのピザはどこのピザなの?
テト
決まった発祥や名前のついた伝統レシピはなく、冬に日本のピッツェリアや家庭で作られる、ジビエと果実を合わせた季節のピザです。PIZZA DBでは、日本 / 各地にゆかりのある創作系のピザとして紹介しています。


ミト
鹿とぶどうのピザにはどんな具材が使われるの?
テト
ジビエ(鹿肉)、ぶどう、ローズマリー、モッツァレラチーズが使われます。チーズのソースと、肉の赤身と果実の甘みを合わせた味わいが特徴です。

画像について
本文中の焼き上がりと具材の画像はAI生成イラストです。実店舗の料理や食材の調理、狩猟を撮影した記録ではありません。
次の一枚を探す
ピザ一覧関連するブログ記事
ニュースマリノ、モッツァレラ作りとマルゲリータの親子体験をイオンモール4会場で11月1日から
ピッツェリア マリノを運営するマリノが、2026年11月1日から東海のイオンモール4会場で「モッツァレラチーズ&キッズピッツァ作り体験」を開催します。日程、参加費、体験の流れ、予約方法をまとめます。
- 全国
- イベント
ピザをおいしく食べるピザの耳までおいしく食べる方法|耳の正体・生地別の楽しみ方・ディップ
ピザの耳(コルニチョーネ)は焼き色と香りが集中する部分で、オリーブオイルや蜂蜜、トマトソースを付けると最後までおいしく食べられます。耳の仕組み、生地の厚さ別の楽しみ方、チーズ入りの耳の歴史を解説します。
ニュース成城石井が手延べ冷蔵ピザ2種を11月21日に発売、ベトナム工場とCPTPPで価格を約25%抑える
成城石井は2026年11月21日、全国231店舗とオンラインショップで冷蔵ピザ「マルゲリータ」971円と「クアトロフォルマッジ」1,070円を発売する。ベトナム工場の活用とCPTPPで、国内製造の同等品より約25%安い価格を実現した。
- 全国
- 新商品
ニュースグランドメルキュールなどの秋冬ブッフェにリンゴとチーズのピッツァ
アコーのホテル22施設が11月から秋冬メニューを展開。ディナー共通メニューにリンゴとチーズのピッツァを掲載。
- 全国
- ホテルブッフェ
関連するピザ

牡蠣とほうれん草のピザ
日本 / 各地
加熱した牡蠣とほうれん草に、ベーコンの燻香とパルミジャーノの塩気を合わせた冬のピザ。牡蠣のミルキーなコクが、グラタンのような味わいになる。
- 牡蠣
- ほうれん草
- ベーコン

舞茸とパンチェッタのピザ
日本 / 各地
舞茸としめじをパンチェッタの塩気とタレッジョのコクで焼き上げる、秋のイタリアン寄りのホワイトピザ。きのこの香りと歯切れを、豚の脂とウォッシュチーズが包む。
- 舞茸
- しめじ
- パンチェッタ

北海道チーズピザ
日本 / 北海道
酪農が盛んな北海道の濃厚なチーズをふんだんに使ったご当地ピザ。じゃがいもとコーンの甘みがチーズと好相性。
- チーズ
- じゃがいも
- コーン

鮭と白菜のクリームピザ
日本 / 各地
秋鮭、白菜、しめじをクリームソースとモッツァレラで焼き上げる、晩秋から冬向けのホワイトピザ。鍋やシチューの定番食材を、ピザにまとめた一枚。
- 鮭
- 白菜
- しめじ
